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お知らせ

2026🌸春の健康診断キャンペーン

春の健康診断キャンペーン

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🌸春に健康診断をするメリットとは?
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お知らせ

予防薬まとめ買い割引始まります!

今年の予防薬も当院で!

今年ももうすぐ春がやってきます🌸
春といえば予防の季節

 


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💉混合ワクチンも定期的な接種がおすすめです
▼大阪でも感染のリスクがあります💦レプトスピラについてはこちらから▼
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フィラリア検査と一緒に健康診断も!
▼健康診断キャンペーンについてはこちらから▼
https://www.joto-tsurumi-ah.com/wp_news_info.php?p=1188

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コラム 予防ワクチン 猫の診療

猫のSFTSは命に関わる感染症!1年を通したマダニ予防がおすすめ

「最近SFTSが話題だけどなんのこと?」
「うちの猫は一歩も外に出ないけど予防は必要?」
「大阪でもSFTSは発生している?」
最近注目されているSFTSですが、このような疑問をもつ飼い主さまも多いのではないでしょうか。
今回は動物だけでなく人にも感染するSFTSという感染症や予防法について解説していきます。
ぜひ最後までお読みいただき猫の予防に役立ててください。

木の椅子でくつろぐ猫

SFTSとは

SFTSは日本国内では2012年頃に初めて感染が報告された、比較的新しい感染症です。
SFTSとは、重症熱性血小板減少症候群のことで、SFTSウイルスをマダニが媒介して感染します。

SFTSに感染したらどうなる?

猫がSFTSに感染したら以下のような症状がみられることがあります。
 ・発熱
 ・食欲不振
 ・嘔吐
 ・出血傾向
 ・黄疸
 ・意識障害


犬と比べて猫では重症化しやすいと考えられていて、SFTSを発症した猫のうち60%ほどは亡くなっています

SFTSは治療をしても助からないこともある危険な感染症なため、予防が重要です。
人に感染した場合も、猫と同じような症状がみられると言われています。
SFTSはとくに高齢者で重症化しやすく、重症化すると死に繋がります。
人での致死率は20%ほどで、非常に危険な感染症です。

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SFTSはマダニから感染する

猫のSFTSは、ウイルスをもったマダニに咬まれることで感染します。
マダニは主に草むらなどに生息しています。
山間部にとくに多いとされていますが、都市部でも公園や河川敷・住宅街の庭などで見つかっているため油断はできません。


感染した猫や犬から飼い主さまに感染することもあります。

また、マダニに咬まれることでSFTS以外の病気になる可能性もあるため注意しましょう。

大阪でSFTSは発生している?

大阪では人や猫などからSFTSの発生が認められています。
人では2017年からこれまでに大阪で8例の報告があります。
猫では、発熱などの症状がみられた猫からSFTSウイルスが検出されたり、体調不良の猫に咬まれた人がSFTSに感染し死亡した事例などが、大阪で発生している状況です。
SFTSは西日本での報告が多く、大阪でも上記のような報告があります。
全国的にも報告数が増えてきているため注意が必要です。

猫がSFTSにならないように予防はできる?

草むらで座り込む黒白のハチワレ猫

猫のSFTSの予防には以下のようなことがあります。
 ・完全室内飼いにする
 ・マダニに対する予防薬を使う
 ・外に出る猫は帰ってきたら身体をチェックする


SFTSは致死率が高いにも関わらず、治療には特効薬やワクチンなどがなく対症療法が中心です。

初期症状に気づかず、気づいた頃には重症化していたというケースもあるでしょう。
そのため、猫がSFTSに感染しないよう予防することが重要です。

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完全室内飼いにする

外に出る猫はマダニに噛まれる可能性が高まります
ベランダなどにマダニがいることもあるので、ベランダにも出さない方が良いです。
ただし完全室内飼いの猫でも、外から人や同居犬を経由したマダニに噛まれるリスクもゼロではないです。
しっかり予防するのであれば、室内飼いの猫でもマダニの予防薬を使うことをおすすめします。


マダニに対する予防

猫のSFTS予防にはマダニの予防薬も有効です。
マダニは1年を通じて活動していますが、とくに暖かい4〜10月頃に活発に活動しています。
外に出ない完全室内飼いの猫でも、人や同居犬にマダニがくっついて室内に持ち込まれることもあり、予防薬を使うことがおすすめです。
真冬でも活動するマダニもいるため1年を通した予防が理想的です。


マダニの予防薬には首に垂らすものや食べさせるものなどさまざまな種類があります。

ただし、予防薬と言ってもマダニが咬んだ後に駆除するものが大半です。
SFTSウイルスがマダニの駆除より先に猫に感染してしまうこともあり、100%SFTSを予防できるというわけではありません。
マダニに接触しない生活環境を保ったうえで、予防薬も使うと安心です。


外に出る猫は帰ってきたら身体をチェックする

どうしても外に出てしまう猫は、帰ってきたらマダニが付着していないか身体をチェックしましょう。
マダニは猫の身体についてもすぐに咬みつくわけではありません。
しばらく身体を歩き回っているため、ブラッシングなどでマダニが取れることがあります。


ただし、すでに咬みついたマダニは無理に取らないようにしましょう。

マダニの頭だけが残ってしまい炎症やしこりが残ることがあります。
マダニのお腹を押すと、マダニの体液が皮膚から入ってくる可能性もあり危険です。
猫にマダニが咬みついているときは、無理に取らずに一度動物病院で診てもらいましょう

よくある質問(FAQ)

Q.マダニと普通のダニは何が違う?普通のダニからもSFTSはうつる?
A.よく布団やカーペットにいるとされているダニはSFTSを媒介しません。
ダニは肉眼では見えないほど小さいですが、マダニの身体は大きく、3〜10mmほどで肉眼で確認できます。
マダニは吸血することでさらに身体が大きくなります。

 

Q.猫にマダニがくっついている。手で取っていい?
A.猫の身体を歩き回っている状態であればブラシなどで取ってあげて良いです。
ただし、猫がマダニに咬みつかれている状態であれば手で取らないようにしましょう。
頭だけが残って炎症が起きたり、マダニの身体が潰れてマダニの体液が猫の体内に注入される可能性があります。
無理に取ることはせず、早めに動物病院へ連れて行きましょう。

 

Q.猫の予防薬について、マダニはいつまでが予防期間ですか?
A.猫のマダニ予防は1年を通した予防が理想的です。
マダニはとくに4月〜10月頃に活動が活発になりますが、室内の断熱化の向上や温暖化などにより冬でも活動していることもあります。
マダニの種類によっては冬でも活動するマダニもいるので、通年予防がおすすめです。

 

まとめ

SFTSは重症熱性血小板減少症候群のことで、マダニが媒介します。
人にも感染する人獣共通感染症で、人での致死率は20%です。
猫では60%が死に至る危険な感染症にも関わらず、特効薬などはないため予防が非常に重要です。
マダニが活発なのは暖かい時期ですが、室内の断熱性の向上や温暖化などで、冬でも活動しやすくなってきています。
そのため、猫のマダニ予防は1年を通した予防が理想的です。
猫のマダニ予防などでお悩みの際はお気軽にご相談ください。

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大阪市城東区鶴見区の動物病院
城東鶴見どうぶつ病院

 

この記事の監修獣医師
院長 脇谷俊佑
獣医師SW

麻布大学獣医学部獣医学科 卒業
大阪市内動物病院 勤務
城東鶴見どうぶつ病院 開院
近畿動物医療研修センター 画像科研究生
獣医教育・先端技術研究所(IVEAT)腹部超音波検査研修 修了
日本獣医がん学会 所属

 

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コラム 予防ワクチン

犬のレプトスピラ症は大阪でも発生してる?レプトスピラの予防や対策について解説

「レプトスピラは大阪で発生があるの?」
「犬の混合ワクチンに含まれるレプトスピラって危険な感染症なの?」
「犬がレプトスピラにかからないためにはどうすればいい?」

レプトスピラ症という感染症について、上記のような疑問をもつ飼い主さまは多いです。
今回は犬のレプトスピラ症について解説します。
とくに、大阪での発生などについても解説するため、ぜひ今後の予防に役立ててください。

川の中で立っているジャックラッセルテリア

レプトスピラとは?

レプトスピラとは、ネズミなどの野生動物を媒介して犬に感染する細菌です。
犬がレプトスピラに感染すると、急性腎障害・肝障害などが起こり、死に繋がることがあります。
レプトスピラ症が疑われるときは早急に治療を受けることが重要ということですね。
しかも、レプトスピラは人にも感染する人獣共通感染症(Zoonosis)でもあります。
人にも感染し、重症化すると命に関わることがあります。
レプトスピラ症は飼い主さまや動物病院スタッフにも感染する可能性のあるため、動物病院ではとても警戒される感染症です。


レプトスピラは、レプトスピラに感染しているネズミなど野生動物の尿中に排出され、水や土壌などの環境中で数ヶ月間感染源となります

これらの感染源が、傷ついた皮膚や口などの粘膜に触れることで犬に感染します。
感染した犬が無症状でもレプトスピラを保菌し尿から排出、感染拡大に繋がることもあるでしょう。

山など自然が多い場所によく行ったり、他の犬と触れ合うことがよくある犬ではとくに注意が必要な感染症ですね。

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大阪では犬がレプトスピラに感染する可能性がある?

大阪でのレプトスピラの感染リスクは高いです。
都市部にいても、散歩コースでよくある河川敷や公園にもネズミは生息しています。
また、台風や集中豪雨による冠水で汚染された水や土壌から感染するリスクもあります。

実際に大阪でも、2017年に9頭の死亡例を含む11頭のレプトスピラ疑いの集団発生報告がありました。
死亡した9頭のうち8頭が同じ河川敷を散歩コースにしていて、同じ経路で感染した可能性が考えられています。
とくに以下のような場所に注意が必要ですね。


 ・河川敷
 ・公園の水たまりや池
 ・雨上がりの側溝
 ・草むら・しげみ
 ・繁華街の路地裏


雨の日が多い梅雨や台風シーズンは感染リスクも高まりますので注意しましょう。


世界中で発生しているレプトスピラ症ですが、日本国内では関東以西でみられることが多いです。

犬がレプトスピラ症と判断されたら動物病院から保健所に報告する必要があるほど、レプトスピラ症は病性の強い危険な感染症です。
全国での報告は毎年30例ほどになりますが、それ以外にも診断に至らなかった例や報告されていない例なども含めれば、実際の数はもっと多いと考えられます。
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レプトスピラに対する予防や対策は?

レプトスピラに対する予防や対策としては以下のようなことがあります。
 ・ワクチンを接種する
 ・散歩コースを見直す
 ・感染疑いのある犬とは接触しない


レプトスピラは重症化すると命に関わります

犬の身体に負担がかかるだけでなく、治療にも時間がかかり費用の負担も大きく、感染予防が大切なポイントになります。

キャンプに行ってテントの前で眠る犬


ワクチンを接種する


レプトスピラは7種以上の混合ワクチンに含まれています。

7種以上の混合ワクチンは、1年に1回の接種が推奨です。
定期的に接種することでリスク回避に繋がります。
キャンプに行く予定のある犬や、水遊びが好きな犬は必ず接種しましょう。


ただし、レプトスピラには250種類以上もの血清型があります。

犬に病原性があるのはそのうち8〜10種類ほどと考えられています。
現在流通しているワクチンでは、4種類の型が含まれているものが最大です。
病原性のある全ての血清型を網羅できる混合ワクチンはありません


散歩コースを見直す


犬の散歩コースに、ネズミが生息していそうな場所が含まれているのであれば避けることも大切です。

河川敷や草が生い茂っている場所などはむやみに近づかない方が良いでしょう。
また、台風や雨上がり後の散歩では犬が水たまりに入って行かないよう注意が必要です。


感染疑いのある犬とは接触しない


レプトスピラ症は犬同士での感染リスクもあります。

多頭飼いの場合は感染犬を隔離し、排泄物の処理はグローブをつけて行うなど人側での対策も必要です。


ドッグランなどでも、無症状で尿からレプトスピラを排出してしまっている犬がいる可能性もあります。

よく他の犬と接触する機会がある場合は注意が必要です。
混合ワクチンをしっかり接種するなど、自衛のためにできる対策は行いましょう。

よくある質問(FAQ)

Q.レプトスピラの混合ワクチンを打てば、犬は絶対に感染しない?
A.絶対とは言い切れません。
免疫が十分でない場合や、その地域で流行している血清型が混合ワクチンに含まれていない場合、ワクチン接種をしていてもレプトスピラに感染することもあります。
ただ、混合ワクチンに含まれる血清型と感染した血清型の交差反応により、軽症で済む可能性もありますので、混合ワクチンの接種は重要です。

 

Q.都市部に住んでいても犬の7種以上の混合ワクチンは必要?
A.必要な場合があります。
都市部でも繁華街など、ネズミが生息している場所はあります。
また、散歩のコースに河川敷や公園などが含まれていたり、一緒にキャンプに行ったりする場合はレプトスピラの予防も必要です。

 

Q.犬とキャンプや川遊びに行く予定です。混合ワクチンはいつまでに接種したらいい?
A.ワクチンの接種から十分な免疫ができるまでに2週間ほどかかります。
少なくとも予定日から2〜3週間前には接種を完了させておきましょう。
山や川などネズミの生息地ではレプトスピラに感染するリスクが高く、7種以上のレプトスピラが入っている混合ワクチンがおすすめです。
レプトスピラを含むワクチンは効果が1年も保たないので、1年に1回しっかり接種しましょう。

 

まとめ

レプトスピラ症はネズミなどの野生動物の尿で汚染された水や土壌などから感染しやすい感染症です。
犬だけでなく、人にも感染することがあります。
犬も人も治療が遅れると重症化し、命に関わるため、感染予防が重要です。
大阪では犬がレプトスピラに集団感染した例があります。
都市部でもネズミの生息域では注意が必要です。
以下の場所は感染が起こりやすいため、ワクチン接種や散歩コースの見直しなどしっかり対策しておきましょう。
 ・河川敷
 ・公園の水たまりや池
 ・雨上がりの側溝
 ・草むら・しげみ
 ・繁華街の路地裏

犬の混合ワクチンなど予防でお悩みの際はお気軽にご相談ください。

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大阪市城東区鶴見区の動物病院

城東鶴見どうぶつ病院

 

 

この記事の監修獣医師
院長 脇谷俊佑
獣医師SW

麻布大学獣医学部獣医学科 卒業
大阪市内動物病院 勤務
城東鶴見どうぶつ病院 開院
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獣医教育・先端技術研究所(IVEAT)腹部超音波検査研修 修了
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コラム 予防ワクチン

抗体価検査をしたら犬のワクチンは打たなくて良い?抗体価検査の注意点などについて解説

「犬の混合ワクチンは毎年打たないとダメ?」
「犬のワクチンアレルギーが心配」
「抗体価検査をしたら混合ワクチンは打たなくていい?」
このように犬の混合ワクチンに疑問をもつ方は多いのではないでしょうか。
今回は犬のワクチン抗体価について解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、混合ワクチンについて悩んでいるときの参考にしてください。

注射器を見つめるヨーキー

犬の混合ワクチン

当院には以下の3種類の混合ワクチンがあります。

当院に置いてある犬用混合ワクチンの種類一覧

簡単に言うと、コアワクチンは全ての犬で必要なのに対して、ノンコアワクチンは生活スタイルや地域性によって必要性が異なるワクチンです。
コアワクチンで予防できるのは命に関わるような病気のため、全ての犬で必要なワクチンです。
一方でノンコアワクチンには重症化しない病気も含まれています。


上記以外にも、7種〜9種のワクチンを置いてある動物病院もありますが、含まれるレプトスピラの型の多さによる違いだけなので今回は省略します。

抗体価検査とは

抗体価検査とは、犬の身体にどのくらい病気に対する免疫(抗体)が残っているのかを測定する検査です。
通常ワクチンを接種すると身体のなかで、病原体に対抗する抗体ができます。
この抗体が病気を予防できるレベルに達しているかどうか、抗体価検査によって確認できます。


抗体価検査は今まで混合ワクチンによって副作用が出たことのある犬におすすめです。

結果によってはその年の混合ワクチンを受けなくて済みます。
しかし、とくに理由がなければ以下のような理由から基本的に混合ワクチンは年1回受けることをおすすめしています。


費用が高くなる可能性があるため

まず、抗体価検査自体は混合ワクチンの接種代金よりも高額なことがあります。
それに加えて抗体価検査の結果、混合ワクチン接種の必要があるとなればさらに費用がかかります。
ワクチンアレルギーなどの理由がなければ、最初から混合ワクチンを接種した方が費用が安く済む可能性があるでしょう。
抗体価検査を受ければ必ず混合ワクチンの接種が不要、というわけではないので注意が必要です。


WSAVAという組織では3年に1回のワクチン接種が推奨されていますが、犬にも個体差があります。

混合ワクチンが有効な期間も犬によって異なり、抗体価検査の結果1年に1回ワクチン接種が必要になる犬もいます


証明書の提示が必要な場合があるため

ホテルやトリミングサロン、ドッグランでは証明書の提示が必要なことが多いです。
当院では抗体価検査の提示だけでホテル・トリミングの利用が可能ですが、そうではないケースもあるでしょう。
抗体価検査のみでサービスを利用できるのかどうかは施設によって異なります。
利用する施設のポリシーなどを事前に確認する必要があります。


レプトスピラのワクチンは
必ず1年に1回打つ必要があるため

レプトスピラに関してはワクチンの効果が1年もたないと言われています。
レプトスピラを含む7種以上の混合ワクチンを接種している場合は毎年1回混合ワクチンを忘れずに接種しましょう。

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抗体価検査の注意点

抗体価検査では全てのウイルスが検査できるわけではありません
抗体価検査で測定できるウイルスはコアワクチンである以下の3つです。
 ・ジステンパーウイルス
 ・パルボウイルス
 ・アデノウイルス


上記3種類のウイルスそれぞれに対して、抗体価が高いのか低いのかという結果がわかります。

抗体価が高ければ免疫がしっかり残っているということで、低ければ特定の病気に対する免疫が下がっているのでワクチンを打つ必要がある、ということです。


しかし、コアワクチンの抗体価が高くて混合ワクチンを打たないことにすると、ノンコアワクチンは予防できません

現状では犬用のノンコアワクチンのみの製品はないため、ノンコアワクチンの部分もしっかり予防したいなら通常通りワクチンを接種した方が良いです。

ワクチンを打った方が良い場合・
打たなくて良い場合

ワクチン

抗体価検査の結果、抗体価が低ければワクチンを打つ必要があります。
一方で身体に免疫がしっかりある、という結果であればワクチンは打たなくて良いことになります。


ワクチンを打たなくて良い場合

3つ全ての抗体価が高い場合は、病気に対する免疫があるという判断でその年はワクチンを見送ることができます。
抗体価検査の結果、ワクチン接種を見送ることがおすすめなのは以下のような犬です。
 ・ワクチン後に重篤な副作用が出た犬
 ・ワクチン接種のリスクが高いと判断された基礎疾患のある犬・高齢犬
 ・感染リスクがほぼない生活をしている犬


ただし、以下の点に注意が必要です。

 


免疫の持続期間は不明

ワクチンを打たない選択をした場合、コアワクチンの抗体はその時点でしっかりあるという解釈になります。
しかし、どのタイミングで免疫が低下するかはわかりません
翌年同じ時期に再度抗体価検査を受けるか、ワクチンを接種するか選ぶことになります。


ノンコアワクチンの部分は未検査

ノンコアワクチンの部分は、抗体価を調べる検査が現状ありません。
そのため感染するリスクがあることに注意が必要です。
ワクチンの副作用と感染リスクを天秤にかけてよく検討しましょう。

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ワクチンを打った方が良い場合

検査で調べた3つの感染症のうち、1つでも抗体価が低く出ていれば混合ワクチンを接種しましょう。
理想的なのは、抗体価の低い感染症だけをピンポイントで予防できるワクチンを打つことです。
しかし、現在国内で主に使用されているワクチンは、複数の種類のウイルスを予防できる混合ワクチンです。
そのため、抗体価の低いものだけを予防するのは多くの場合難しいでしょう。


副作用などの既往歴があるのに
ワクチン接種が必要な結果がでたら?

以前混合ワクチンによって副作用が出たことがあるのに、抗体価検査でワクチン接種が必要な結果が出ることもあるでしょう。
その場合は獣医師としっかり相談して、以下の対策などをしましょう。


 ・ワクチンの種類を変更する:10種などの多価ワクチンから5種のワクチンなどに変更する
 ・前投与を行う:抗ヒスタミン薬やステロイドを投与してから混合ワクチンを接種する
 ・メーカーを変更する:別の製薬会社の混合ワクチンを試してみる

よくある質問(FAQ)

Q.犬の抗体価検査は健康診断と一緒にうけられる?
A.うけられます。
抗体価検査は血液が検体として必要になります。
健康診断で血液検査がある場合、まとめて採血ができるため犬への負担も少なくおすすめです。

 

Q.子犬も抗体価検査をうけていい?
A.おすすめできません。
子犬の時期は確実に免疫を獲得するため、抗体価検査でワクチンを打たないことを検討するよりもワクチンプログラムに従ってしっかりワクチンをうけることがおすすめです。
特別な理由がなければ通常通りワクチンをうけましょう。
抗体価検査は基本的に成犬になってから犬の状態によって検討されます。

 

Q.犬のワクチンは毎年打たないとだめ?
A.理由によっては打たなくて良い場合もありますが、基本的に1年に1回の接種をおすすめします。
とくにレプトスピラが入っているワクチンは1年以上効果が持続しないとされているため7種以上の混合ワクチンは必ず毎年接種しましょう。
ホテルやドッグランなどでワクチンの証明書が必要な場合など、1年以内の接種歴が必要なシーンは多々あります。
ワクチンアレルギーがある場合などは抗体価検査を活用し、その年のワクチンは打たない選択肢もあります。
ただし、抗体価検査は全てのウイルスに対しての検査ではないため注意が必要です。

 

まとめ

犬のワクチンの抗体価検査は便利な検査ですが、注意点もあります。
全てのウイルスを網羅している完璧な検査ではないため、ワクチンの副作用と感染リスクを含めてよく考えるようにしましょう。
ワクチン接種は犬の状態によってさまざまな選択肢があります。
それぞれの犬に合ったオーダーメイドのプランを獣医師と一緒に考えることが大切です。
ワクチン接種や抗体価検査でお悩みの際はお気軽にご相談ください。

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大阪市城東区鶴見区の動物病院

城東鶴見どうぶつ病院

 

この記事の監修獣医師
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大阪市内動物病院 勤務
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お知らせ

【2-3月】飼い主様向け院内イベントのお知らせ

🐶飼い主様向け院内イベントのお知らせです🐱

2月-3月に当院2階セミナールームで開催の院内イベント予定をお知らせいたします。

お電話(06-6939-0350)もしくは受付での事前ご予約制です。

 

当院の愛玩動物看護師によるお悩み相談会
▷毎週水曜日・土曜日 11:30-/12:00-


<2月>

2/14(土)Epic WAN開催🐶
11:30 パピーパーティ
12:45 コマンドレッスン
14:00 ノーズワーク

2/25(水)Epic WAN開催🐶
11:30 パピーパーティ
12:45 コマンドレッスン
14:00 ノーズワーク


<3月>

2/14(土)Epic WAN開催🐶
11:30 パピーパーティ
12:45 コマンドレッスン
14:00 ノーズワーク

1/25(水)Epic WAN開催🐶
11:30 パピーパーティ
12:45 コマンドレッスン
14:00 ノーズワーク

 

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🙋‍♂️🙋‍♀️\皆様のご参加お待ちしております!!/

セミナーの詳細については下記のリンクよりご確認下さい。
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▼お悩み相談会について🌷
https://www.joto-tsurumi-ah.com/wp_news_info.php?p=1095
▼Epic WAN パピーパーティについて🐶
https://www.joto-tsurumi-ah.com/wp_news_info.php?p=531
▼Epic WAN コマンドレッスンについて🐶
https://www.joto-tsurumi-ah.com/wp_news_info.php?p=565
▼Epic WAN ノーズワークについて🐶
https://www.joto-tsurumi-ah.com/wp_news_info.php?p=576
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コラム 予防ワクチン

大阪でフィラリアの予防薬は1年中あげても良い?通年予防で得られるメリット

「フィラリアの予防薬は1年中あげても問題ない?」
「蚊を見なくなったらフィラリア予防はやめていい?」
「フィラリアの予防は冬の間もやった方がいいの?」
フィラリアの予防薬についてこのような疑問をもつ方も多いのではないでしょうか。
今回はフィラリアの通年予防について解説します。
ぜひ最後まで読んでいただき、犬の予防の参考にしてください。

蚊取り線香を見つめる柴犬

フィラリア症とは?

フィラリア症とは蚊を媒介して寄生する犬糸状虫による感染症です。
フィラリアは蚊の中で育つ寄生虫です。
蚊が犬を吸血することでフィラリアの幼虫が感染します。
感染初期は無症状ですが、犬の体内で成長したフィラリアが心臓や肺動脈で成虫になり増殖すると、命に関わることがあります。


感染が進行すると以下のような症状がみられ、置すると死に繋がることもあります。

 ・咳
 ・呼吸困難
 ・体重減少
 ・失神

フィラリアは成虫になると駆除は困難なため予防が重要です。

フィラリアは予防が重要

フィラリア症に感染すると犬の命に関わる可能性があり、治療にも時間がかかります。
こうした理由から、犬がフィラリア症に感染しないための予防が重要です。


予防薬はノミやダニ・その他の寄生虫の予防も合わせてできるオールインワンタイプや、フィラリア単体の予防が目的のものなどさまざまなものがあります。

犬の生活スタイルや投薬のしやすさなどを考えて予防薬を選びましょう。

お友達追加で診療の予約を簡単受付

大阪での蚊の活動時期・フィラリア予防期間は?

実はフィラリアの薬は予防薬というよりも駆虫薬です。
蚊から犬の体内に侵入したフィラリアの幼虫が成虫になる前に駆除するための薬です。
フィラリアの薬は幼虫に有効なため、感染してから成虫になる1〜2ヶ月までに薬で駆除する必要があります。
そのため蚊が活動し始める1ヶ月後から薬を始めて、蚊が見られなくなってから1ヶ月後までは薬をあげる必要があります
蚊は15℃以上で吸血活動をすると言われています。
大阪で平均気温が15℃を超えるのは、3月末頃から11月頃までです。
上記のことから大阪ではフィラリアの薬は4月末から12月頃まで続けることがおすすめです。

フィラリア予防は通年予防がおすすめ

フィラリアの予防期間は蚊が飛んでいる季節だけではありません。
最近では気候変動の影響で蚊の活動期間が長くなっています。
そこでおすすめなのが米国糸状虫学会推奨の、1年間毎月フィラリアの薬をあげ続ける通年予防です。

草原で伏せをするボーダーコリー


通年予防のメリット

通年予防として、1年中毎月フィラリアの薬をあげることには以下のようなメリットがあります。


季節による予防薬の使い分けが不要になる

フィラリア以外の寄生虫にも対応のオールインワン予防薬を使用すれば、あげ忘れもなく誰でも簡単に予防ができます
とくにノミ・マダニは1年中活動できるため、通年予防がおすすめです。
季節による予防薬の使い分けを負担に感じる方でも、オールインワンの予防薬を通年で続けると負担が少なく済みます。


フィラリア検査を省略できることがある

予防シーズンのみ予防薬をあげている場合は、春に薬をあげ始める前にフィラリアに感染していないか確認が必要です。
フィラリアに感染しているのに薬をあげてしまうと大量のフィラリアが犬の体内で駆除され、血管に詰まったり心停止するリスクがあります。


しかし、通年予防で毎月確実に薬を飲めるのであれば検査は基本的に不要です。
飲ませ忘れが発生したり、犬が薬を吐いてしまった可能性があるなど、心配事があれば検査をおすすめします。


暖かい地域への旅行も安心

暖かい地域では1年中フィラリアに感染する可能性があります
国内でも沖縄では1年中蚊が活動します。
冬でも暖かい地域に行く予定がある場合などは、通年予防が安心です。


動物病院が混む時期に行かなくても良くなる

毎年春は予防シーズンの開始時期として動物病院は非常に混み合います。
通年予防だとフィラリアの薬をまとめ買いすることで、混んでいる時期に動物病院に行かなくて済みます。

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通年予防のデメリットはある?

通年予防にすることでコストが高くなる可能性がある、というデメリットがあります。
購入する予防薬が増えるため費用の心配をされる方はいるでしょう。


ただ、動物病院によっては予防薬のまとめ買い割引が効いたり、フィラリア検査代などがかからないなどのメリットもあります。

また、冬でもノミ・マダニは予防する必要があり、そちらの予防薬代も加味すると実際の差は意外と少ないかもしれません。
コスト面が不安であれば費用も含めて動物病院に相談してみることをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q.フィラリアのシーズンのみの予防から通年予防に切り替えるときに、フィラリア検査は必要?
A.一度フィラリア検査を終え、すでにフィラリアの予防中で、予防薬を中断せずにそのまま通年予防に移行するのであれば、途中で再度検査をする必要はありません。
しかし、絶対に不要というわけではなく、飲ませ忘れが発生したり、犬が薬を吐いている可能性があるなど心配事があるなら検査をおすすめします。
また、冬の間に予防を中断している場合は再開前のフィラリア検査が必須です。

 

Q.室内飼いの犬でもフィラリアの通年予防は必要?
A.必要です。
室内飼いでも部屋のなかに蚊が入ってきます。
外にいる犬よりも蚊との接触は少ないかもしれませんが、1回刺されただけでフィラリアに感染することもあります。
最近は住宅の断熱作用が高く、冬でも屋内で活動できる蚊もいるため、通年予防がおすすめです。

 

Q.昨年のフィラリア予防薬が残っているので飲ませてもいい?
A.動物病院でフィラリア検査をしたうえで、期限が切れていなければ飲ませても良いです。
昨年分の薬が残っているということは、昨年飲み忘れた月があり感染の可能性があります。
フィラリアに感染した状態で予防薬を飲ませるとショックが起こり命に関わる可能性があります。
しっかりフィラリア検査をしてから薬をあげましょう。

 

まとめ

フィラリアとは、蚊を媒介してうつる感染症です。
大阪ではフィラリア予防のシーズンとして4月〜12月に予防している方は多いですが、通年予防もおすすめです。
デメリットも一部ありますが、メリットも多くあるため動物病院と相談のうえ検討してみることをおすすめします。
フィラリアの予防についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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大阪市城東区鶴見区の動物病院
城東鶴見どうぶつ病院

 

この記事の監修獣医師
院長 脇谷俊佑
獣医師SW

麻布大学獣医学部獣医学科 卒業
大阪市内動物病院 勤務
城東鶴見どうぶつ病院 開院
近畿動物医療研修センター 画像科研究生
獣医教育・先端技術研究所(IVEAT)腹部超音波検査研修 修了
日本獣医がん学会 所属

 

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お知らせ

院内セミナー リニューアルのお知らせ

院内セミナーが
⭐️お悩み相談会⭐️として
リニューアルしました

院内セミナーがお悩み相談会としてリニューアル

 

以前から行っていた、当院の愛玩動物看護師による「デンタルセミナー」や「シニアセミナー」がリニューアルしました✨
セミナー形式だったものから相談会に変わり、より多くの方に気軽に何回でも相談にきてもらえるようになっています!

 

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担当看護師とマンツーマンでの相談会になりますので、一度聞いて見たかったあんなことや、診察室で聞き忘れたことなどなど、なんでもお気軽にご相談ください💫
1回で足りない場合は何度でもご参加くださいね🌸

 

<選べる3テーマ>
ご相談内容は以下の3つから選べます!
テーマの中でも飼い主さまが気になることや、その子に合った内容でお話しできます🌷

 

▶︎▶︎▶︎デンタル🦷
歯磨き初心者のパピーさんから、成犬さんまで、どなたでも大歓迎です!
歯磨きの必要性から実践までじっくり指導いたします🪥
歯石の付き具合や歯磨きの習熟度チェックのため継続的なご参加がおすすめです✏️🗒️

 

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7歳以上のシニアさんのお悩みや不安などを一緒に解決していきます💪
お家での過ごし方から、シニアマッサージの方法まで、お話ししながら不安を解消していきましょう🍀

 

▶︎▶︎▶︎日常ケア✂️
とくにパピーさんにオススメのコースです🍎
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🙋‍♀️みなさまのご参加を心よりお待ちしております!!
※1回30分 1500円(税抜)
※安全のため参加には各種予防が必要です

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コラム 神経、整形外科

チワワがパテラと診断された!パテラは治る?手術は必要?パテラの治療について解説

「チワワがパテラと診断されたけど治るの?」
「健康診断でパテラがあると言われたけど無症状。勝手に治った?」
「パテラが原因で足を挙げていたけど症状が消えたのは治ったから?」
チワワのパテラについてこのような疑問をもつ方も多いのではないでしょうか。
今回はパテラの治療について解説します。
最後までお読みいただき、パテラについての理解を深めていただけたら幸いです。

ドッグランで立っているチワワ

パテラとは?

パテラとは本来英語で膝のお皿のことを意味しますが、日本では膝蓋骨脱臼のことがパテラと略されて呼ばれることが多いです。
膝蓋骨脱臼は、膝のお皿である膝蓋骨が本来の位置からズレて脱臼してしまうという病気です。


チワワが足を挙げたり、スキップをするように歩くなどの症状が見られることもありますし、症状が見られずに健康診断などで偶発的に見つかることもあります。


また、パテラは症状とは別で重症度によってグレード分類されます。

パテラの症状やグレード分類についてはこちらをご覧ください。
▶︎チワワでよく聞くパテラって何?パテラの症状やグレードなどについて解説


パテラは小型犬で起こりやすい病気で、骨格が小さいチワワはパテラが起こりやすい犬種として知られています。

原因は明確にわかっていないため、パテラを予防することは難しいです。
また、パテラを放置していると変形性関節症(関節炎)などに繋がってしまいます
関節炎の内科治療についてはこちらをご覧ください。
▶︎犬の整形外科って外科以外の治療はあるの?手術以外の選択肢|内科的治療について解説

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パテラは自然に治る?

結論から言うと、然にしておいてもパテラが完全に治ることはありません
チワワに症状がなかったり、症状がなくなったからといって自然に治ったとは考えにくいです。
最初のうちは症状が出ていなくても、脱臼を繰り返すうちに病態が悪化し、症状が出てくる場合があります。
逆に今まで出ていた症状がなくなることもあります。
この場合パテラが治ったわけではなく、脱臼が慢性化して関節炎が進み、状態が悪くなっている可能性が高いです。


上記のように症状がないからと言ってパテラを放置してしまうと、基本的に状態は悪化していく一方です。

ただ、適切な治療ができれば症状を抑えて、関節炎の進行を緩和させることができます


また、チワワに症状がなくなったからと言ってパテラを放置すると前十字靭帯断裂のリスクが高まると言われています。

膝の中にある前十字靭帯が切れてしまうと、痛みが強まってさらに歩様異常が出たり、と生活の質が下がりやすいです。

パテラの治療法は?

足の上に顔を置いて寝転ぶチワワ

パテラの治療には、保存療法と外科療法があります。
どちらの治療が合っているかはチワワの状態ごとに異なります。


保存療法

保存療法とは、手術をせずに病気がコントロールされる方法です。
保存療法はチワワにパテラの症状が見られない場合や軽度の場合・手術ができない場合などに適応となります。


保存療法では、痛みが見られるときは痛み止めの薬などを使用しながら、運動制限で症状を落ち着かせる治療が行われます。

関節に良いとされているサプリメントの併用もおすすめです。
チワワが肥満体型なら、関節に負担がかかるため減量も必要となります。
チワワが理想体型かどうかについてはこちらをご覧ください。

▶︎太っている?痩せている?犬の理想体型とは|犬の肥満度をチェック


保存療法では生活環境も大切なポイントのひとつです。

滑りやすい床で走り回ったり、ジャンプや急旋回などは関節に負担がかかります。
床材の変更過度な運動を控えることなど、日々の生活で工夫できることも多いです。


このような保存療法を行っても、痛みや症状が出る場合や、成長による病態の悪化がみられる場合は外科療法が検討されます。

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外科療法

外科療法では、手術によって膝蓋骨が脱臼しにくい状態になります。
保存療法が関節への負担をなるべく減らして症状を管理する一方で、外科療法では膝蓋骨が脱臼しにくい膝関節自体を作り直すようなイメージです。
実際に手術の適応になるかは以下のようなことから考えられます。

 ・年齢
 ・症状の程度
 ・グレード
 ・前十字靭帯断裂の併発の有無
 ・併発疾患の有無


手術をすることで多くの場合、痛みの軽減や症状の消失・歩行の改善などに繋がります

ただし、手術をしてもパテラが再発する可能性はゼロではなく、一度進んだ関節炎は完全に元に戻ることはありません


保存療法で様子を見るのか、外科療法で根本治療をしていくのかはチワワの状態によって異なります。

どちらの治療がチワワに合っているのか、一度動物病院で相談してみることをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

Q.チワワがパテラと診断された。薬やサプリだけで一生過ごせる?
A.症状や脱臼の程度によります。
病態の進行が緩やかで症状も気になるほどでなければ、薬やサプリメントなどの保存療法で過ごせる可能性もあります。
ただし、定期的な診察や継続的なケアが必要です。

 

Q.チワワがパテラと言われたがとくに症状はない。治療しないとどうなる?
A.症状はなくても、パテラによる関節炎は進行していきます。
場合によっては慢性的な痛みや歩様異常などの症状が出てくる可能性があります。
生活の質が下がる可能性があるため、チワワの状態から必要と判断されたならば治療することがおすすめです。

 

Q.チワワのパテラは治療したら治る?
A.治療によって症状がおさまる可能性があります。
保存療法が関節への負担をなるべく減らして症状を管理する一方で、外科療法では膝蓋骨が脱臼しにくい膝関節自体を作り直すようなイメージです。
ただし、手術をしても再発する可能性はゼロではないため、注意が必要です。

 

まとめ

日本では膝蓋骨脱臼のことがパテラと呼ばれます
膝蓋骨脱臼は、膝のお皿である膝蓋骨が本来の位置からズレて脱臼してしまう、という病気です。
パテラは自然にしておいても完全に治ることはありません
しかし、適切な治療ができれば症状を抑えて、関節炎の進行を緩和させることができます
パテラの治療法には保存療法と外科療法があり、どんな治療がチワワに合っているかは状態によって異なります。
当院では整形外科に力を入れており、パテラの手術も行っています。
チワワのパテラでお悩みの際はお気軽にご相談ください。

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大阪市城東区鶴見区の動物病院

城東鶴見どうぶつ病院

 

この記事の監修獣医師 脇谷知明
獣医師TW

麻布大学獣医学部獣医学科 卒業
東京都内動物病院 勤務
麻布大学付属動物病院 整形外科専科研修医(2022〜)
日本獣医麻酔外科学会所属
Fracture Repair on Toy-Small Breeds Course 修了(2023)
AO Vet Course – Principles of Small Animal Fracture Management 修了(2024)
Depuy Synthes TPLO SEMINAR 修了(2024)
膝蓋骨内方脱臼に対する関節再建ドライラボ 修了(2024

 

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コラム 神経、整形外科

小型犬が後ろ足のびっこをひいているときに考えられる疾患は?よくある骨や関節のトラブルとは

「犬が散歩中に後ろ足のびっこをひいている」
「犬がびっこをひいていて足が痛そうなので痛み止めをあげたい」
「小型犬がびっこをひいているけど、様子を見ていて大丈夫?」
小型犬がびっこをひいていたらこのように心配になる方は多いのではないでしょうか。
実は小型犬がびっこをひいているときは、足になにか異常があるサインかもしれません。
今回は小型犬が後ろ足のびっこをひいているときについて解説していきます。
ぜひ最後までお読みいただき、小型犬がびっこをひいているときの参考にしてください。

後肢を挙げて歩くトイプードルの子犬

びっことは?

一般的に広く使われている表現として、びっこという言葉があります。
しかし、このびっこという表現は最近では配慮が必要な表現です。
今回の記事では一般的な理解のために用い、医学的に跛行と呼ばれる状態を示す表現として説明していきます。
跛行とは、足を挙げていたりスキップするような症状のことを指します。
足を挙げるような仕草は整形外科的な疾患が原因であることが多く、足をひきずって歩くような仕草は神経的な疾患が原因であることが多いです。

小型犬が後ろ足のびっこをひいているときに考えられる病気

小型犬のなかでも、若齢犬か成犬かによって考えられる病気は異なります。
若齢犬でよくある後ろ足のびっこの原因は以下のようなものです。

 ・膝蓋骨脱臼(パテラ)
 ・レッグ・カルぺ・ペルテス病
 ・骨折などの外傷


一方で、成犬で考えられる原因には以下のようなものがあります。

 ・前十字靭帯断裂
 ・股関節脱臼
 ・膝蓋骨脱臼(パテラ)
 ・変形性関節症
 ・脊髄疾患
 ・リウマチなどの免疫介在性関節炎
 ・悪性腫瘍


これ以外にも爪の怪我や足先の皮膚トラブルでびっこをひくこともありますね。
上記のなかでもとくによく見られる骨や関節の異常について解説していきます。

こちらに向かって歩いてくるチワワ


膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝蓋骨脱臼は膝のお皿である膝蓋骨が本来の位置から外れて脱臼してしまう病気です。
チワワ・トイプードル・ポメラニアンなどの小型犬にとくに多くみられますが、原因は分かっていません。
重症度によって4つのグレードに分類され、グレードが高い方が重症度が高いです。


グレードは症状によって分類されるわけではないため、見た目でグレードの判断はできません

重症度が高くてもあまり症状がない場合もあれば、びっこをひいていてもグレードは低い場合もあります。
膝蓋骨脱臼は予防することが難しく、自然に治ることもないため内服や日常的なケアなどで様子を見ていくか、手術をするか選ぶことになります。


前十字靭帯断裂

前十字靭帯断裂は膝のなかにある前十字靭帯が切れてしまう病気です。
物理的な衝撃などで靱帯が切れてしまうと、痛みが出てびっこをひきます。
小型犬でも活発な犬や、肥満傾向の犬などに多いです。
放置してしまうと関節炎が進行したり、痛みからQOLが低下したりする可能性があります。


体重の軽い小型犬や、部分的に断裂している場合は保存療法で様子をみることもありますが、根本的な治療としては手術が選択されます。

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レッグ・カルべ・ペルテス病

レッグ・カルべ・ペルテス病は太ももの骨の一部分である大腿骨頭という部分が壊死してしまう病気です。
1歳未満の小型犬に多い病気ですが、詳しい原因は分かっていません。
股関節を伸ばしたときに激しい痛みが生じることやびっこをひくことが多いです。


内科治療では根本的に治らず痛みのコントロールも難しいため、ほとんどの場合で手術が必要になります。

多くは片側に起こりますが、両側に起こることもあります。
放っておくと、筋肉量が落ちてしまい足を使えなくなるため、早めに対応することが大切です。


骨折

骨折は骨のさまざまな箇所で起こります。
とくに若い小型犬では、大きな外傷がない場合でも成長板骨折という骨折が起こりやすいとされています。
成長板とは骨を成長させるために、子犬や若齢期にみられる軟骨組織です。
成長板は軟らかい脆弱な組織なので、ジャンプなどの小さな衝撃でも骨折してしまうことがあります
成長板骨折を放置すると痛みや成長異常に繋がります。
骨折した箇所にもよりますが、ほとんどの場合で整復手術が必要です。

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変形性関節症

変形性関節症とは、関節にある軟骨がすり減ってしまい、骨や関節包に炎症が起こっている状態です。
原因はさまざまですが、関節への蓄積ダメージや老化などで進行していきます。
変形性関節症によって起こる関節内の変化は、一度起こると元に戻すことはできません。
変形性関節症は内科治療が適応になることも多いです。


内科治療の目的は、進行を緩めてQOLの改善・維持をすることになります。

変形性関節症の内科治療についてはこちらをご覧ください。
▶︎犬の整形外科って外科以外の治療はあるの?手術以外の選択肢|内科的治療について解説

よくある質問(FAQ)

Q.小型犬がびっこをひいていて足が痛そう。人間の痛み止めをあげてもいい?
A.人間用の痛み止めは犬にあげてはいけません。
犬に人間用の薬をあげると中毒になる可能性があります。
犬用の痛み止めだとしても、骨折などの手術が必要な状態で痛み止めをあげると、かえって動き回るようになり状態が悪化する可能性もあります。
小型犬が痛そうにしているのであれば一度動物病院で診てもらいましょう。

 

Q.小型犬がびっこをひいている。元気も食欲もあるので動物病院には行かなくてもいい?
A.動物病院に行った方が良いです。
元気や食欲はあっても、びっこの原因となる異常がある可能性が高いです。
様子をみたとしても、1〜2日経っても症状が改善しない場合は動物病院に行くことをおすすめします。

 

Q.犬がびっこをひくことがあるけど、散歩に行ってもいい?
A.びっこの原因にもよるので動物病院に相談しましょう。
なるべく安静が必要な場合もありますし、軽度のパテラなどであれば適度な運動は筋肉量の維持にも繋がります。
散歩の途中で疲れて歩かなくなったり、足を挙げてしまうようなら散歩の時間・距離を調整しても良いでしょう。

 

まとめ

小型犬が後ろ足のびっこをひいている場合、骨や関節にトラブルが起こっている可能性があります
小型犬のなかでも、子犬か成犬かによって起こりやすい病気は異なります。
骨折などなるべく早めに対応した方が良い場合もあるため、小型犬がびっこをひいているときは一度動物病院に相談することがおすすめです。
当院では整形外科に力を入れています。
小型犬がびっこをひいていてお悩みの際はお気軽にご相談ください。

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この記事の監修獣医師 脇谷知明
獣医師TW

麻布大学獣医学部獣医学科 卒業
東京都内動物病院 勤務
麻布大学付属動物病院 整形外科専科研修医(2022〜)
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