「家にあるガスターを犬が誤って食べてしまった」
「ガスターを犬が誤食したら早急に動物病院に行くべき？」
「犬が吐いていたので、家にあるガスターをあげてしまったけど問題なかった？」
犬がガスターを食べたとき、動物病院に連れて行った方が良いのか、副作用はないのか、心配になりますよね。
今回は犬が人間用のガスターを食べても良いのかについて解説します。
ぜひ最後まで読んでいただき、犬の健康管理に役立ててください。

ガスターとは？

ガスターは人間用の薬で、ファモチジンという成分が含まれています。
ファモチジンは胃酸の分泌を抑制し、胃粘膜への刺激を減らします。
人間では以下のような症状があるときに使用されることが多い薬です。
　・胃痛、胸焼け
　・逆流性食道炎
　・胃潰瘍
　・他の薬剤による胃荒れ予防

ファモチジンが含まれる薬には有名なものだとガスター10があり、誰でも購入できる市販薬としてさまざまな種類があります。

犬がガスターを誤食したらどうすればいい？

犬がガスターを誤食した場合、食べた量や、薬以外のものを一緒に食べたのかによっても緊急度は異なります。

犬がガスターを大量に食べていた場合は動物病院へ連絡しましょう。
ガスターの周りのアルミのシートも一緒に食べてしまった場合、消化管を内側から傷つける可能性があります。
この場合も動物病院へ相談することをおすすめします。

ガスターは他の薬に比べて安全性の高い薬です。
少量の誤食であれば緊急性は低く、とくに体調に影響がない可能性は高いですが、いつもと違う様子が見られたら早めに病院へ行きましょう。

ガスター以外に、人間の風邪薬を誤食した場合についてはこちらをご覧ください。
犬が人間用の風邪薬を食べたら？｜犬が人の風邪薬を食べた時の対処法や症状について解説

動物病院に連れて行った方が良い目安

以下のような症状が犬にみられた場合、動物病院に連れて行くことをおすすめします。
　・嘔吐・下痢などいつもと違う症状がみられる
　・ぐったりしている
　・呼吸が荒い
　・ふらついている
　・大量に食べた
　・周りの包装紙や他の薬も食べた
　・持病のある犬が誤食した

これ以外にも気になることがあれば動物病院に相談しましょう。

犬に人間用のガスターをあげても良いの？

ガスターを犬に使用することはよくあります。
動物病院で使用されるファモチジンは、ガスター10と分量が同じことも多いです。
ただし犬は人間よりも身体が小さいため、あげる量には注意が必要です。
人間用のガスターには様々な種類があり、含まれているファモチジンの量も異なります。

犬の体重や症状に応じた適切な用量を守らないと、効果が得られないだけでなく副作用のリスクも高まってしまいます。
犬への薬の処方は獣医師の診察と指示のもとで行うものであり、飼い主さまの自己判断で使用することはおすすめできません。

犬がガスターを食べたときの副作用

ガスターは比較的副作用の少ない薬です。
しかし犬では、稀に以下のような副作用が出ることがあります。
　・食欲不振
　・便秘
　・下痢

過剰投与によって、他にも重篤な症状が出てくる場合があります。

そもそも犬の状態が、ガスターの適応になるのかも確認した方が良いでしょう。
気になる症状があれば一度動物病院を受診することをおすすめします。

よくある質問（FAQ）

まとめ

ガスターは胃酸の分泌を抑制し、胃粘膜などの刺激を減らしてくれる薬です。
市販薬として販売されていることも多く、誰でも手に入れることができます。
比較的副作用も少なく安全性の高い薬として、動物病院で犬に使われることもよくある薬です。
犬がガスターのみを誤食してしまった場合、少量であれば副作用が出る可能性は低いでしょう。
以下のような場合は動物病院で診てもらうことをおすすめします。
　・ガスターを大量に食べてしまっていた場合
　・薬の包装まで一緒に食べてしまっている場合
　・体調面で気になることがある場合

犬は人間と身体の大きさや構造が違うため、ガスター以外でも安易に人間用の薬を使うことは控えましょう。
犬が人間用の薬を誤食したことでお悩みの際はお気軽にご相談ください。

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