犬が風邪薬を誤食した|自宅でできる吐かせ方はある?やってはいけない対処法とは
「風邪薬を犬が誤食したので自宅で対応したい」
「深夜に犬が風邪薬を誤食したので動物病院が開いていない」
「犬が風邪薬を食べたけど少しだけなので自宅でなんとかしてあげたい」
犬が風邪薬を誤食してしまったときに、なるべく自宅で対応したいと思うこともあるでしょう。
しかし、自宅での処置はリスクが大きくおすすめできません。
動物病院へ連絡し、指示を仰ぐようにしましょう。
今回は犬が風邪薬を食べたときに、インターネットで紹介されている吐かせ方を自宅で試すことの危険性について解説していきます。
ぜひ最後までお読みいただき、万が一の場合に備えましょう。

犬にとって風邪薬は危険?
犬にとって誤食した人用の風邪薬は危険なものです。
風邪薬に含まれる成分によって症状が出る量などは異なりますが、少量でも中毒症状が出る場合もあります。
痙攣や意識障害などの神経症状が出ている場合は、犬の状態の安定化が最優先されるため催吐処置が適応にならない場合もあります。
食べた量に関わらず、まずは動物病院へ連絡しましょう。
詳しい症状や致死量についてはこちらをご覧ください。
犬が人間用の風邪薬を食べたら?|犬が人の風邪薬を食べた時の対処法や症状について解説
犬が風邪薬を誤食した|致死量はどのくらい?少量でも犬に人用の風邪薬は危険
自宅でできる対処法はある?
犬が風邪薬を誤食したときの対処法として、自宅で無理に吐かせることは危険です。
動物病院での処置が安全ですので、速やかに動物病院へ連絡しましょう。
自宅での吐かせ方がインターネット上では紹介されていることもありますが、様々なリスクが伴います。
各対処法についてのリスクを解説していきます。
食塩による催吐
食塩は簡単に手に入り、飲ませるだけで簡単にできる処置として紹介されていることもあります。
しかし、食塩は体重1kg当たり2〜3gほどで犬に中毒を起こしてしまいます。
多くはあげていないつもりでも食塩の大量摂取による高ナトリウム血症に繋がってしまうでしょう。
中毒症状としては以下のようなものがあります。
・過度な喉の渇き
・嘔吐
・下痢
・ふらつき
・痙攣
・呼吸困難
食塩による催吐は成功する可能性が低く、最悪の場合死に至ることもありとても危険です。
とくに小型犬や高齢犬、腎臓や心臓に疾患のある犬では、少量でも重篤な症状を引き起こす可能性があります。
オキシドールによる催吐
オキシドールとは、有効成分が過酸化水素水で、傷口の消毒液やコンタクトレンズの洗浄液などに含まれます。
オキシドールを犬に飲ませ、胃の粘膜を刺激し嘔吐を促す方法が紹介されていますが、自宅で行うのは危険です。
オキシドールを飲ませる量が過剰な場合や犬の状態によっては重度の胃粘膜傷害に繋がる可能性があります。
オキシドールによる催吐には以下のようなリスクが伴います。
・消化管傷害
・誤嚥性肺炎
・過度な胃の膨張
この方法で吐かせられたとしても消化管の粘膜に傷害が残るため、催吐後も食道炎や胃炎・胃潰瘍に対する治療が必要になります。
指を喉の奥に入れることによる催吐
人間でも嘔吐を誘発するときに使われる方法です。
しかし、犬で行うには危険を伴います。
パニック状態の犬に噛まれたり、爪などで犬の喉を傷つけたりする可能性もあります。
犬が風邪薬を誤食したらどうすればいい?

犬が風邪薬を誤食したときは、自宅で処置せずに動物病院へ連絡しましょう。
以下のような事項を伝えると治療の役に立ちます。
・食べた風邪薬の種類・量
・風邪薬を食べた時間
・風邪薬が入っている包装ごと食べたのか
・現在の犬の状態(元気はあるのかなど)
動物病院では上記のようなことや犬の状態などを見ながら必要な処置が選択されていきます。
実際に動物病院ではどんな処置が行われるのかについてはこちらをご覧ください。
犬が風邪薬を誤食したとき動物病院では何をする?治療法について解説
かかりつけ動物病院がやっていない場合でも行ける病院を日頃から探しておき、万が一に備えましょう。
まとめ
犬が風邪薬を誤食したときに焦って自宅で吐かせようとするのはかえって危険です。
インターネット上で紹介されている方法には様々なリスクが伴います。
風邪薬を犬が誤食したときはまず動物病院へ連絡しましょう。
そのときに食べた薬の種類や量なども伝えられると治療に役立ちます。
万が一に備えて、かかりつけ動物病院がやっていない深夜などの時間帯でもやっている夜間病院などを、事前に調査しておくこともおすすめします。
犬が人用の風邪薬を食べてしまったときはお気軽にご相談ください。
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